コラーゲンの話

美容情報
今日は美容の観点からコラーゲンの話をしてみましょう。
なぜかというとお肌に張りを与えているのがコラーゲンだからです。コラーゲンとは何かというとタンパク質です。更に小さく言うとアミノ酸ですね。非常に複雑な分子構造をしていて人の身体の形を作っている物質です。皮膚とか骨とか腱とか靱帯とかがコラーゲンで出来てます。

 今回はお肌の話なので皮膚の中でも表皮でなく真皮にあるコラーゲンの話になります。一般的に皮膚という物は表皮と真皮から成り立っていますが表皮が表の部分でその下に真皮があります。真皮の下の部分でお肌を支えてるコラーゲンですがこれがあると適度な張りと弾力性を皮膚に与えることになります。つまりコラーゲンが多いとお肌には良いことになりますがコラーゲンそのものは非常に堅いタンパク質で多ければ良いという物ではありません。一般的に年齢があがっていくとコラーゲンが減ってしまいそれでお肌に張りが無くなると言われているのですがこれは実は嘘ではないものの正しくはありません。たしかに加齢に伴いコラーゲンは減っていきますがその減り方はわずかな物です。しかしながら単純にコラーゲンがどんどん減っていってそれでお肌に張りが無くなるというわけではないのです。

 それでは何が問題なのでしょうか? お肌のコラーゲンは繊維となっておりそれが更に細長く棒状になっています、つまりお肌の中に無数の小さなスプリングがあると思っていただけると良いと思います。お肌に張りがあるというのはこのスプリングがよく効いてる状態なのです。新しいベッドは全体的によくクッションが効いていますよねそれと同じ事です。ところが加齢とともにこのスプリングの効きが悪くなってきます。これがお肌の張りを失わせていきます。先にコラーゲンが減っていくという話を書きましたが実際には減っていくことよりスプリングの効きが悪くなって行くことの方が問題なのです。古いベッドだとそれぞれのスプリングの効きがバラバラになってクッションの効き方が均等でなくなって寝心地が悪くなりますがそれと同じ事です。コラーゲンを補えれば良いというわけではないことがおわかりいただけると思います。

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